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2021.09.01

みんなでレッツショッピング!

 前回では、からすのお店屋さんを作った年中組さん。今回は、お店屋さんごとにグループ分けし、自分たちのお店屋さんを作っていきます。

 まずは商品作りからスタート。お菓子の空き箱や新聞紙、プチプチのような廃材を食べ物に見立ててイメージをふくらませながら商品を作っていきます。例えば、プチプチを丸めると白い粒が集まっているように見えるので、それをお米に見立てて巻き寿司や握り寿司を作りました。具材は卵や海老、まぐろが大人気のようです。

他にも、毛糸を麺に、空き箱を器に見立ててそばを作ったり、ゼリーカップの周りに黄色や茶色の画用紙を貼ってプリンを作ったりしました。今まであまり使ったことのない材料での製作だったからでしょうか、夢中になって商品を作る手がなかなか止まりません。もうすぐ片付けをするように伝えると、「もっとやりたかったー。」「あと1個だけ!」という声が聞こえました。

 また、友だちの作っている商品を見て、「これ、どうやって作ったん?」「えーとね、これはねぇ……」と、作り方を伝えたり見せたりしながら教え合う4歳児らしい姿も見られました。

 商品ができあがり、いよいよお店屋さんが開店しました。開店してすぐに、お店屋さんからは「いらっしゃいませ!」の大合唱。友だちを自分のお店に呼ぼうと一生懸命呼び込みます。お客さんが来ると、「何にしますか?」「ドーナツがおすすめです!」と見事な接客っぷり。中には、「おまけもつけますね!」とサービス精神あふれる店員さんもいました。

「ありがとうございます!」と嬉しそうにお礼を伝えたお客さんたち。買った商品は友だちと一緒に分け合いながら、「おいしい!」と笑顔で食べるふりをする微笑ましい姿が見られました。お店屋さんで商品を売る・買うというイメージを友だちと共有しながら、そのイメージの世界で一緒になりきって遊んでいる姿も年中組ならではです。

 お店屋さんの閉店後、子どもたちにお店屋さんをやってみてどうだったかを聞いてみると、「いらっしゃいませって言うのが楽しかった!」「お店屋さんにお金をどうぞってするのが楽しかった!」「友だちと一緒に食べたことが楽しかった!」など、次々と楽しかったことを伝えてくれました。お店屋さんごっこを通して、友だちとかかわりながら遊ぶ楽しさをいっぱいに感じた子どもたちでした。

 今はコロナ感染予防のためにお家で過ごしてくれているお友だちも、こども園に登園できるようになったら、お店屋さんで一緒に遊びましょうね!

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