2023.02.06
子ども達が好きな絵本の中に『おめんです』があります。絵本の読み聞かせの時は必ずと言っていいほど「もっかい!(もう一回読んで)」と何度も見ているお話です。そこで『おめんです』に出てくるお面を実際に作ってみました。
子ども達は大喜び。お面屋さんの開店です。沢山あるお面の中から好きなお面を被せてもらいます。登場人物になりきり、楽しそうに歌をうたう姿も見られましたよ。
中でも一番人気は鬼のお面でした。「おに、おに」と被っているお面を嬉しそうにみせてくれたり、頭の上に指で角を作ってみたり・・・。「あか、おに!」「あお、おによ。」と色まで教えてくれる子もいました。お面遊びを通して鬼に親しみが湧いてきたようです。
先日、鬼の的当てをした時のことです。大きな鬼の的に驚くようすもなく、果敢にも鬼に向かって「エイ!」とボールを投げていました。しかし、しばらく遊んでいるうちに少しずつ子ども達の遊び方が変わっていったのです。
鬼が近くに来ると、手で優しくタッチしたり、ボールを口に持っていき、ごはんを食べさせてあげる真似をしたり、『おいかけっこをしよう』と鬼が来るのを待っていたり・・・。“鬼と一緒に楽しく遊びたい”という気持ちが伝わってくるようでした。
節分誕生日会でも鬼の登場に怖がる子はおらず、鬼たちが踊るダンスに魅了されていましたよ。
様々な遊びをしていく中で『鬼=怖いもの』ではなく、子ども達にとって身近で親しみのあるものになっていたようです。そして、親しんで遊んでいく中で想像の世界や遊びも広がっているのを感じました。
鬼遊びももう少し続きますが、次はどんな風に遊びを広げてくれるのかとても楽しみです。