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2024.04.03

笹ヶ瀬川の春

 新年度が始まりました。子ども達は、新しい帽子やバッジ、新しい環境(保育室)にワクワクしていたり、やる気がみなぎっていたり、表情がキラキラと輝いています。天気にも恵まれ、新しいクラスの友達や担任の先生と、戸外で一緒にのびのびと身体を動かして遊んで楽しんでいます。

 進級して2日目。年長学年は園外保育に出かけることができました。行き先は、「笹ケ瀬川」です。昨年度、園外保育の経験が多くはなかった子ども達ですが、朝の会で改めて確認した交通ルールに気を付けながら、笹ケ瀬川まで行くことができました。今年度、園長先生として着任された髙橋先生も行かれました。

 笹ケ瀬川に到着して、まず初めに、「この匂いのする葉っぱ(ヨモギ)を見つけてみよう」というミッションに挑戦しました。子ども達は、あっという間に正解のヨモギを見つけ、匂い以外にも「表は緑なのに、裏は白い」「表と裏で匂い(濃さ)が違う気がする。」などワンダーパワー(五感)全開の子ども達でした。

その後も、お気に入りの花や草を見つけ、「ぺんぺん草、パチパチ聞こえる」「おもしろい形の葉っぱ」「きれいな色の花、見つけた!」などと友達や先生と見せ合ったり、「持って帰りたい」と袋に入れて、その袋にたまった空気を嗅いだりして「いいにおい!」と喜んでいました。草花以外にも、テントウムシやちょうちょ、幼虫など、笹ケ瀬川に住んでいる生きものにも出会うことができました。

帰りには、御南学区の御南中学校の傍に立ち並ぶ桜の木を眺め、春を満喫しました。中には、草の上に寝そべって桜を見上げる子どもも。

園に帰ってからは、持ち帰った草花を、触ったり、じっくり観察したり、名前を調べたりして友達と気づきを伝え合う姿が見られました。そんな子ども達からは、「笹ケ瀬川はヨモギのいい匂いがした!」「桜と桃が一緒になっていた木(道中であった)がきれいだったし、不思議だった」「カマキリの卵を見つけた!赤ちゃんが生まれてくるのが楽しみ」という声が聞かれました。

笹ヶ瀬川の春をワンダーパワーをしっかり使って楽しんだ子どもたち。枯れ木など冬の景色が残るようす、その横から芽吹く新芽や花たちなどに季節の移り変わりも感じられたようです。これからも散策を通して笹ヶ瀬川の四季を感じていきたいと思います。

1号児のみなさんも登園が始まったら春を楽しみに行きましょうね。

桃と桜の花が、同じ枝から咲いている木
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