2021.06.04
さくらんぼ組に夏野菜(トマト・ナス・ピーマン)の苗が届きました。この苗は、年中組さんが4月に種まきをして発芽したものです。1つのプランターに2本ずつ植えました。
さて、苗とのはじめての出会いに“なんだろう?“と興味津々の子ども達。
“苗から野菜が育つ“ということが伝えられたらという思いで、1つずつの写真を見せながら、「今はまだ赤ちゃんだけど、この苗がぐんぐん大きくなって、お花が咲いたらおいしい実ができるよ。」「まんまるな赤いトマト!」「こんな形のピーマンができるよ!」「ピカピカのなす!」などと、子ども達にも分かり易い言葉で伝えました。
そして1つ1つの苗を間近で見たり、触れたりしました。
保育者がポットからプランターに移植しているようすを真剣な表情で見ていた子ども達。
子どもたちには、「今は小さいおうちだから、次は大きいおうちにお引越しさせてあげようね。大きいおうちにお引越しさせてあげたらぐんぐん大きくなるんだよ。」と伝えました。
それから数日…。保育者と一緒に見たり、水やりをしたりするなかで、子どもたちも興味を持ち始めています。
小さい子ども達なので、葉っぱをちぎろうとしてしまったり強く触ったりしてしまうこともありますが、「(苗は)まだ赤ちゃんだから大切にしてあげてね。」「大きくなるといいね!」など、“大切にしてほしい”ということと、“成長への期待”が持てるような言葉掛けやかかわりを心掛けています。
今ではプランターの前にしゃがみ込んで、本当に大切そうに“よしよし”と苗を撫でてあげている子も…。大切にしようという気持ちが育っている姿が見られ始め、嬉しく思います。
これからも給食で出た時は伝えたり、保育室に実寸大の苗を飾ったりしながら興味を繋げていきたいです。
今年は、梅雨入りはしたものの天気の良い日が多く、栽培物にとっての恵みの雨が降る日が少ないようですが、子どもたちの愛情の雨(水やり)を受けて、子ども達のように元気いっぱい、大きく生長してくれることを願っています。
これからもみんなで大切に育てていきましょうね。
夏になったらみんなでたくさん収穫して、美味しく味わえますように…!