2023.04.27
4月27日(木)最近は中々すっきりと晴れる日も少なかったように思いますが、この日は本当に青空クッキングにぴったりの気持ちの良い空でした。はじめに、まんまる園の先生から生地からパンができるまでの工程のお話と実演をしてもらい、子ども達はいつになく真剣な表情で聞いていました。この段階でこの活動をどれだけ子ども達が楽しみにしていたかが伝わってきます。
次に、子ども達は鼻のワンダーパワー(匂う)を使って、焼く前の生地の匂いを嗅いでみたり、手のワンダーパワー(感触)を使って、生地をのばして竹串にぐるぐると巻きつけたりしました。
そして、次はいよいよパンを焼く作業です。ぐるぐるパンは市販の焚き火台と木炭を使って焼きました。豆知識ですが、かなり早い段階から炭を準備しておかないと、元気一杯の炭でパンがマル焦げになってしまうので注意が必要です。
自分で生地を巻いて、自分で食べるパンだからかどうかは理由は定かではありませんが、どの子もとても辛抱強く焼き色をつけて上手にパンを焼くことができました。焼いている間、園庭いっぱいにヨモギパンのなんともいえない香が漂い、他のクラスからも「いいなぁ!」「(わたしたちも)パン作りしたい!」という声がたくさん聞かれました。
食べた後の振り返りでは、「めっちゃふわふわ!」「美味しい!」「お店のパンよりおいしい!」など嬉しい感想がいっぱい聞かれました。
この2日間の食育実践は『子ども達の持続的な学びを促し、経験の幅を広げること』、『身近な自然を使って、その不思議さや美味しさに触れること』をねらいとして実施しました。子ども達が身近な自然環境を使って食材集めからパンを作るまで、一連の活動を丸ごと楽しむことができたことは、これからの彼らの成長や価値観の形成に大きな意味を持つと思います。今後も園では自然体験の充実を図りながら、子ども達に本物の体験の機会を計画的に準備していきたいと思います。