2023.08.21
7月以降、もも組の子ども達は、たくさんの夏の遊び(夏らしい経験)を楽しんできました。今回は、そのようすを少しご紹介します。
夏の虫に初めて出会った子ども達もいました。
小さくても力強く動くカブトムシ!
子ども達は、びっくりしながらも興味津々で手を伸ばします。
枝につかまるようすや、綱渡りも見ました。
園庭では、元気いっぱいにセミが鳴いていますね。
優しい年長組のお兄さん達が、捕まえたセミを間近で見せてくれました。
『お兄ちゃん達が触っているから、きっと大丈夫…』そんなようすで、おそるおそる触ってみるもも組の子ども達です。
夏と言えば、夏野菜!
みんなで、トウモロコシの皮剥きをしましたよ。
初めは『???』といったようすの子ども達ですが、一緒に皮を剥いてみると夏野菜の元気な香りが立って、美味しそうなトウモロコシが!!
普通食のお友達は、給食で味わうことができて、大満足でした。
また、氷や寒天などに触れて、涼しい感触遊びも楽しみました。
タライにたくさん入った氷をガラガラとかき混ぜて、その冷たさや心地よさを味わいました。
“つるんっ!”と滑る氷の感触に気付き、思わずニッコリしたり、不思議そうな表情になったり…。
水風船の“むにむに…”も面白くて心地良かったようです。夢中になって触っていました。
氷の中に閉じ込めてある草花や、色の付いた氷にも興味深々!
また、ジップロックに水や寒天を閉じ込めて、しっかり触れて遊ぶこともできました。
これまでに紹介してきた場面はどの場面も、『これは何だろう?』『???』で始まっています。
0歳児の子ども達にとって、初めての体験がいっぱいの夏だったのではないでしょうか?
『???』が、『触ってみようかな』につながるためには、安心感が必要です。
まずは大人が遊んで見せたり、触れて見せたりすることで、『先生達、にこにこだ!』『お友達も楽しそうだな』『ぼくも触ってみようかな…』『私も遊んでみたい!』と子ども達の心が動くようです。
心が動いて、手が伸びれば、あとはそれぞれの子が楽しみを見つけていけます。
保育教諭は、それぞれの子の表情をよく見ながら、『楽しいね』『気持ちがいいね』『もっと遊びたいね』と気持ちに共感をしたり、『また一緒に遊ぼうね』と優しく語り掛けたりするようにしています。
0歳児は、心や手足をたくさん動かして楽しいことを見つけていく時期ですね。また、周りからの言葉掛けをぐんぐん吸収して、少しずつ自分なりの言葉(表情や仕草も含めて)で、表現できるようになっていく時期でもあります。だからこそ、季節ならではの経験や、温かい言葉掛けを大切にしていきたいです。
まだまだ暑さが厳しいですが、これから少しずつ秋に向かっていきます。
次の季節には、どのような出会いがあるのか楽しみですね。