2023.07.20
7月19日(水)、年長組になって初めての遠足に行きました。久しぶりの遠足に子ども達は何日も前からカレンダーを見ながらドキドキ、ワクワク、ソワソワ……。こども園にとっても初めての夏の自然保護センター遠足、一体どんな発見ができるのでしょうか。
自然保護センターに到着し、拠点になるセンター棟まで歩きます。その道中でも新鮮な発見がたくさん。自然保護センターの先生方に、子ども達の「これなあに?」を1つ1つ丁寧に教えて頂き、「知らなかった!」と自然の不思議さをいっぱいに感じました。
センター棟に荷物を置き、いよいよメイン活動の野草園での生き物採集へ。普段虫などの生き物を触るのが苦手な子ども達も、夢中になって生き物を追いかけていました。「アカハライモリ捕まえた!」「ミズカマキリ捕まえた!」の声を聴いて、次は自分も!と前のめりになって水の中をじっと覗き込んで探していました。
最後には、グループごとに捕まえた生き物を白いバットに移して観察しました。しばらく観察していると……なんと、コオイムシがオタマジャクシやヤゴを食べているところを発見!コオイムシは口の注射針で獲物を刺し、溶かしながら食べるとのこと。その話を聞いて「かわいそう…」と悲しそうな表情を浮かべる子ども達。採集・観察を通して、生き物の厳しい世界を肌で感じることができました。
野草園で力いっぱい活動を楽しんだ子ども達は、お待ちかねのおにぎり弁当とおやつを食べてホッと一息。その後、センター棟内の展示コーナーで遊び、現地の猟師が使う罠を体験しました。また、コオイムシの口もとやトンボの複眼を顕微鏡で見て「すごーい!」と生き物の生態や仕組みに心を動かしていました。
いよいよ帰る時間になり、最後の一歩き。カナカナカナ…と鳴く美しいセミの鳴き声に聞き入りながら、バスの停まる場所へと向かいました。
今回の遠足では、夏の暑さにも負けず、自然の不思議や厳しさ、美しさを全身で感じることができました。次に自然保護センターに行く時には、里山の自然はどんな姿を見せ、子ども達はどんな発見をするのでしょうか。お楽しみに…。