2021.11.15
子ども達の大好きなみかんを使って小麦粉粘土を作りました。
「楽しいこと始めるよ!」と保育者がみかんを見せながら声を掛けると、“何が始まるの?” “あっみかん!”と興味津々の笑顔で指さし、集まって来ました。
保育者がみかんの皮をむくと保育室にみかんの甘い酸っぱい香が広がり、思わず立ち上がったり、〝アーン“と口を開けたりと期待が高まります。
次に剥いたみかんをミキサーに入れ、スイッチオン!ミキサーの音とみかんの香り、オレンジ色のジュースになっていくようすに、目を丸くしながらじっと見入っていました。
小麦粉にみかん果汁を入れ保育者がこねると薄オレンジ色のほんのり香る小麦粉粘土の出来上がりです。 丸い塊にして手の平にのせてあげると、早速顔を近づけて匂ってみたり、転がしたり指でつついたり触たり…。保育者が細長く伸ばして見せ、それを渡してあげると、そこからさらに切れるまで両手で伸ばしたり、小さくちぎったり…。遊びの過程で偶然できた形に「ビスケットみたいだね」「おうどんかな?」など保育者は言葉掛け、寄り添いながら言葉やイメージの表出にも働きかけます。今日は色や香り、感触や形の変化を楽しみながら20分近くも集中して遊び込んでいました。
手や指先の動きも日増しに器用になり力も備わってきて、小麦粉粘土に自由に触れ試して遊ぶ姿に成長を感じています。
これからも季節の素材を取り入れた遊びを計画したいと思います。