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2025.04.16

里山の春を大満喫!自然保護センター遠足(年長組)

 進級して間もない今日、年長組は春の自然保護センター遠足に行きました。先日まで雨が降っていましたが、今日は絶好の遠足日和。今回の遠足は、4名のお母さん先生(ボランティアの方々)も、一緒に来てくださいました。お母さん先生の紹介のあと早速バスに乗って自然保護センターに到着すると、春らしい気持ちのいい風や鳥のさえずりのお出迎えです。

 最初に自然保護センターの先生方に危険生物(ヘビ、スズメバチ、マダニなど)の説明を受けたあと、早速春がいっぱいの里山を散策していきます。

 道中では、色とりどりの花がたくさん咲いていました。花を見つけてはにおいを嗅いで、「いいにおいがする~」と、しばらくクンクンしながらうっとり。道中では、この後の活動に使うお花も集めながら散策しました。目のワンダーパワーをしっかりと使って、「これにする」と言いながら大切に袋に入れていきました。

ヤマブキいいにおい!
臭くて鹿も食べないアセビ

 

ヤマツツジもたくさん!
目を惹かれるツバキ

 また、里山の春は鳥たちも出会いの季節。鳴き声を使い分けて、意味のある言葉を発しながら仲間とコミュニケーションをとっているそうです。子ども達も耳を澄ませて鳥がなんて言っているかを聞いてみます。「一緒に遊ぼうって言ってるのかな?」「ハローって言ってる!」と、なんともかわいらしい名推理でした。

 タンチョウの美しさにも心惹かれつつ、野草園に到着。畑の土を使って、泥のままごと遊びをしました。自分の作りたいものに合わせて水の配合を変え、しっかりと土をこねながらごちそうを作っていきます。大きなパンケーキやジュース、お団子など、とても豪華なごちそうがたくさんできあがりました。

 ごちそう作りの他にも築山づくりも盛り上がりました。たくさんの土を盛って作った山の上からダイナミックに大ジャンプ!そして野草園ではカエルもたくさん発見。「このカエルは緑だ!」「アカガエルもいる!」と、いつの間にやらカエルとの追いかけっこに夢中になる子ども達。自然保護センターの職員の方が用意してくださった道具や、野草園の水、土、草花、生き物など、豊かな環境の中で思うがままに遊びこむことができました。

 野草園を出発する前に、自然保護センターの職員の方がアカハライモリを捕まえて見せてくれました。手がなくなったり、心臓が損傷しても再生する生命力がありながら、人が住みやすくするために土地を変えていった結果、絶滅危惧種に指定されたアカハライモリ。子どもたちも真剣な表情でその話を聞いていました。そして、また秋に会いに来るね!と約束をして、野草園を出発しました。

 お家で作ってくれた美味しいお弁当を食べてほっと一息ついた後、ジャングルのような道を通ってセンター内を引き続き散策。最後にはタンチョウの鳴き声も聞こえ、「さようなら!」「また秋に来るね!」と手を振りながら自然保護センターとお別れしました。

オタマジャクシは何匹いる?
ショウブもとてもいいにおい。

 春の里山を全身で満喫した子どもたち。自然の豊かさや美しさに何度も心を動かし、充実した自然体験になりました。今回の春の景色をしっかりと覚えて、今度は秋の里山を体感できたらと思います。子どもたちの疑問やつぶやきに丁寧に応えて下さった自然保護センターの職員の方々、そして、楽しく安全な遠足ができるように心配りをしてくださったボランティアの方々、本当にありがとうございました。明日は今回の遠足の事後活動を予定しています。お楽しみに!

 みなさんもぜひ、連休中にまた少し姿を変えた里山を見に行ってみてくださいね。

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