2024.12.04
日差しが心地よい絶好の遠足日和の今日、ひまわり組は待ちに待った倉敷へ遠足に行きました。バスから降り、「どんな絵が見れるんだろう…」とドキドキしながら、まずは大原美術館へ出発です。
学芸員の先生方に挨拶をしたら、いよいよ大原美術館の中へ。普段過ごす場所とは違う雰囲気や、入ってすぐにずらりと並ぶ名画たちに「すごい…」「めっちゃ綺麗!」と、さっそく心を動かされていました。その後、学芸員の先生方と宝物を守っていくためのお約束『静かに話すこと・走らないこと・作品に触らないこと』をみんなで確認し、館内を『お散歩』していきます。
本館では、たくさんの名画の中から自分の好きな作品を探していきました。「人みたいなのが浮いてるから」「虹がきれいだから」「描くのが難しそうだから」「人の形が(自分たちとは)なんか違うから」と、自分の目で見て感じたことをお友達の前で発表しました。
また、表面の質感がボコボコしている絵の前では、学芸員の先生からの「どうやって描いてるんだろう?」という質問がありました。すると、「クレヨンかな?」「絵の具も一緒に使ってるよ!」「紙じゃなくて布に描いてる!」と、1枚の絵から見つけたり考えたことを共有しながら鑑賞を楽しんでいました。
工芸館・東洋館では、床が栗の木からできていることや、工芸館として利用している建物が、昔はお米をしまえる蔵だということを教えていただいてビックリ!また、仏像がある石造りの部屋では「声が響いてるね」「神様がいっぱいいる!」「なんか怖いけど、あの人だけ優しい顔をしてる」と、色々なことに気付いていました。 世界中の宝物を見て、たくさんのことを感じた子ども達。優しく案内をしてくださった学芸員の先生方、ありがとうございました。
お弁当とおやつを食べてホッと一息ついたあと、自然史博物館へ。迫力ある大きいナウマンゾウの模型が動く姿に感動!「もう1回動くところが見たい!」と、ずっと模型に張りついて見ていました。
他にも、ずらりと並ぶ昆虫の標本をじっくりと眺めたり、昔の人の暮らしについて触れてみたり…。たくさんの発見を友達と伝え合いながら楽しみました。そして、博物館を出る前に、ナウマンゾウの模型を見ようと1階へ。すると、ちょうどナウマンゾウの模型が動き出しました。「さようならって言ってる!」「また来るね」と別れを惜しみながら、最後の目的地へ向かいます。
最後は、美観地区を散策しながら阿智神社へ向かいます。自分たちの家とは少し違った建物を見たり、川沿いをのんびり歩いていきました。倉敷の美観地区は、倉敷に住んでいる皆さんによって守られています。子ども達も「ゴミが1つもないね」「川がきれい!」と、今まで大切に守られてきた美しい街並みに心を動かしていました。
アイビースクエアで大きいツリーを見た子ども達は、クリスマスソングを口ずさみながらいよいよ阿智神社へ。長~い階段を登り切り、「健康!幸せ!1年生!」とお参りをしました。みんなでステキな1年生になりましょうね!
倉敷という街で、作品や街並み、雰囲気などたくさんの美しいものに触れ、心を動かした子ども達。きっと心を動かしたこの経験が、これからの糧となると思います。「こども園最後の遠足終わっちゃったな…」「最高だった!」と、寂しくなりながらも、とても満足そうな子ども達でした。