2025.11.07
11月6日(木)に3歳児の保育参観がありました。
園庭の木々が色づき始めた10月頃から、色づいた木々を見たり落ちている葉っぱで遊んだり、家庭で拾ったどんぐりやまつぼっくりを持って来て、見せてくれたりしていた子ども達。そんな中、年長さんと笹ヶ瀬川への散歩に行きました。澄み切った青空や、初めて見る樹木・紅葉・赤や白い木の実、小鳥のさえずり、そしてススキやオギの拡がる美しい河川敷と気持ちの良い川の流れ、、、。地域の豊かな自然に触れたことも、自然物への興味・関心を高めたように思います。


今回は、そんな美しい身近な秋の自然を感じながら遊ぼう!ということで、木片や小枝、落ち葉や木の実など様々な秋の自然物を使い、親子で人形作りをしました。
小学校に綺麗な色の落ち葉が沢山あったので、人形作りで使いたいものを朝一番にみんなで拾いに行きました。今日の活動をお家でしっかり話をしてくれていた子もたくさんいたようで、落ち葉を拾いながら「ウサギを作るからこれ耳にする!」「これはしっぽかな?」と何を作りたいかイメージを持ち、拾ったものをどこに付けようか考える子の姿も見られました。




園に持ち帰ったら、今日の活動場所である遊戯室に上がります。いつもと違う場所、違う雰囲気にワクワクしている子もいれば、ちょっぴり緊張している子もいましたが、たくさんの自然物が並べられた環境や、保育者の作った人形を見て興味津々の子ども達。作り方の説明と、安全のためのお約束(瞬間接着剤やキリはお家の人が使うこと など)をしたら、さっそく親子で人形作りスタートです。




まずは人形の身体(土台)となるものを選び、それから目や手、足、耳などそれぞれのパーツになる材料を選びます。「白い実は目にする?」「これ(木の枝)は足だよ!」とお家の人と相談しながら、よく考えて選んでいました。選んだパーツを席にもって来たらくっつけていくのですが、ここがなかなか大苦戦!人形の側面に付けようとするとボンドが乾くまでしっかりと抑えていないとくっつかないのですが、抑えていてもなかなか乾かず、ぽろぽろと落ちてしまいます。でも、子どもは“絶対にここに付けたいんだ!”という思いがあるので、お家の人もその気持ちに応えようと土台の木片にキリで穴をあけて足や腕を付けやすくしたり、しっかり乾くまでじっと抑え続けていたり、、、“自分のために”お家の人が真剣になってくれる姿を見て、子ども達はとても嬉しかっただろうと思います。





制作時間は約45分間と普段の活動からすると少し長めではありましたが、時間いっぱいまで考えながら作る子や、2個目3個目を作る子などもいて、どの子も最後まで夢中になって取り組んでいました。お家の人も最初は、どのように作っていけばよいか戸惑う姿も見られましたが、作り始めるとどんどん発想が湧いてきたのでしょう、最後は子どもよりも?真剣に取り組む姿を見せていただきとても嬉しかったです。



制作が終わったら、遊戯室の楽しそうな雰囲気につられて、森の小人さんやきのこさんがやってきて、みんなで『まつぼっくり』や『きのこ』を歌いました。手振り身振りを付けながらとても楽しそうに歌っていました。


出来上がった作品は、森の雰囲気にした展示コーナーにお家の人がそーっと運び、飾ると、、、そこは小さな小人たちの世界!!自然からの贈り物をふんだんに使い、とっても素敵な作品が出来上がりました。今回、親子で一緒に制作をしたことで、子どもの頭の中はこんなにも楽しくて、面白い発想で溢れていたことを知ることができました。3歳児一人では道具や接着剤の使用など難しいことも、お家の人と一緒だから実現できたことだなと思います。スポーツフェスティバルminiからあまり期間が空かずの参観日になりましたが、たくさんのご参加、ご協力本当にありがとうございました。







今回は全部、自然素材を使っての作品です。葉っぱが乾燥して崩れてしまったときは、また新しいはっぱを付けたり、新しく拾った木の実に付け替えたりすると、いつまでも楽しめるのではないでしょうか。クリスマスには、クリスマスバージョンの人形に変えていっても楽しいですよ。