2025.11.18
11月17日(月)、年少組になって初めての遠足に行きました。天気にも恵まれ、雲一つない空。行先は池田動物園です。

朝の登園時から、「キリンが見たいんだー!」など、心を躍らせていた子ども達。「まだバス来てない?」と、皆で乗る大きなバスにも期待を膨らませていました。見上げるほどの大きなバスに乗り、早速出発!知っている道でも、バスからの景色はいつもとは全然違って、紅葉している木が間近に見えたり、歩いている人が自分よりも小さく見えたりと、高いところからの風景や街並みを存分に楽しんでいました。バスの中では保育者からのクイズもあり、池田動物園にいる動物にはどんな特徴があるのかを楽しみながら知っていくことができました。
バスの中でのお約束(背中やお尻を付けて座る、前の座席を蹴ったり足を上げたりしないことなど)をしっかり守ってくれていた年少組さん。いよいよ池田動物園に到着です。
園内に入ると、あちこちから聞こえてくる動物たちの声に子ども達のワクワクも高まっていきます。最初にお出迎えしてくれたのはホワイトタイガーのサンちゃん。バスの中でのクイズで、“肉球の色は何色でしょう?”というクイズもあり、本当にピンク色なのかどうかをしっかり観察していました。


ハイエナやクマのご飯を食べる姿を見たりしながら、坂をどんどん上っていくとニホンジカがいました。最初は上の方へいたシカ達も餌を持っていることに気付いて近づいてきてくれました。餌やりをすると、手にシカの舌が当たり、「食べられるー!」と驚きながらも嬉しそうな子ども達。(その後しっかりと手洗いをしています。)本物のシカの角に触ったり、頭に付けたりしている子もいて、「重たい!」「めっちゃ硬い!」と、実際に触ってみたからこそ分かることがたくさんありました。




ダチョウのエリアでは、園長先生に「皆が動く方向にダチョウさんも付いて来てくれるんだよ」と教えてもらったので、実際に移動してみると、子ども達の後を追ってくるダチョウさん。追いかけっこをしているみたいで子ども達もとても楽しそうでした。追いかけっこを楽しんでいると、「指が2本だ!」「爪が大きい!」「なんか口がパクパクしてるよ、お腹空いてるのかな?」と、細かな動物の特徴に気付いたり、想像を広げていたりする子の姿もありました。

園内を回っていくと、フラミンゴやサルなどの動物も!「やってみよう!」とバランスを取りながら片足で立ってみたり、鳴き声を真似しながらサルのポーズをしたり…。本物の動物を前に、自分の身体を使って動きを真似してみている姿がとても楽しそうで、素敵な体験だなと感じました。


動物園を歩いて回った後は、ジュースとおやつでひと休憩。動物たちに夢中で疲れなんて忘れて歩き回っていた子ども達は「疲れたー!」「あぁ、おいしい!」と、しっかり身体を休めていました。たくさん歩いた後のジュースやおやつは絶品だったようです。


その後はみんなでペンギンやカメ、キリンのさんたろうくんを見て帰りました。普段見ることのない動物はもちろんですが、「川で見たことある!」と意外にもカメも人気がありました。また、ヨチヨチ歩くペンギンに「可愛い~」と愛おしさを感じていたり、「おっきいーー!!」とキリンが草を食べている姿を首が痛くなるのではないかと心配になるほど見上げて観察していたり、最後の最後まで存分に動物を間近で見ることを楽しんでいた年少組さんでした。


今回の遠足ではボランティアの保護者(お父さん、お母さん先生)3名の方にご協力いただき、無事安全にみんな帰ってくることができました。
たくさんの“本物”の動物を間近で見たり、鳴き声を聞いたり、匂いを嗅いだり…五感を使って楽しむことができた子ども達は、動物への驚きや発見、面白さなどを十分に感じたはずです。ただ動物に会えて嬉しいという気持ちだけでなく、“この動物にはこんな特徴があるんだ!”と子どもたち自身も動物への興味関心を深めている姿が見られ、成長を感じることができました。そんな子ども達の様々に感じたことを、友達や保育者と伝え合ったり共有したりすることも大切にしていきたいと思います。そして、動物園での素敵な体験をこれからの遊びにも取り入れながら楽しんでいきたいと思います。