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2023.06.28

渋川マリン水族館遠足

6月26日(月)、3歳児・4歳児クラスは楽しみにしていた渋川へ遠足に行きました。この日のお天気は晴れ!といいたいところでしたが、前日からの予報は雨…。朝になってもこれは変わらず…市内は地面はびしょびしょ、空からも時折小雨がぱらつくあいにくの天候でした。しかし、室内活動がメインではあるし、風はそれほど強くなかったので、とりあえずは遠足の実施を決定し、現地に来てみると…瀬戸内海の山々に囲まれた渋川は、不思議なことに雨は降っておらず、下も濡れていません。そして空はご覧の通り、暑くもなく、寒くもない絶好のコンディションでした。

今回は、遠足の前に事前に水族館と打ち合わせをし、4歳児を対象に『渋川の海の生き物と環境問題の関連』について、館長から30分程度お話をしていただきました。前半は馴染みのある瀬戸内海の生き物の話、後半は環境問題の話でしたが、特に、子ども達の旬は環境問題(海洋プラスチック問題)だったようで、真剣な表情で話を館長のお話を聞く姿が多く見られました。個人的には、館長が最後に語られていた『人間が人間の感覚で美しいとか、安全とか、衛生的という理由で整えてきた環境が必ずしも生態系にとっては良い環境とは限らない』という部分がとても心に突き刺さりました。

その後、4歳児クラスは水族館へ出発!のはずが最初に子ども達が向かったのは隣にある『潮だまりのプール』。ここはヒトデやナマコを触ったり、魚を近くで観察したりすることができます。子ども達は恐る恐る館長や保育者が手渡したヒトデを触ったり、ナマコが段々と小さくなる様子を不思議そうに観察したりしました。3歳児クラスは一足先に水族館内に入らせていただき、館内をゆっくりと鑑賞することができました。

その後、4歳児クラスは、お話に出てきたコブダイやエイ、タコなどを中心に好奇心を爆発させて館内の生き物をじっくりと鑑賞しました。中でもイイダコの赤ちゃんは、子ども達にとって新しい命との出会いとなったようです。

次に、海岸に行き、やさしい波の音を聴いたり、海に浮かぶ船や瀬戸大橋を眺めながら、楽しみにしていたおにぎり弁当を食べて、いよいよ美しい砂浜へ。3歳児クラスも4歳児クラスも、砂の感触を楽しみながら波打ち際まで歩き、波の感触を肌で味わったり、指に潮水をつけてペロッと舐めて見たり…「しょっぱい!」、「からい!」など、はじめての海水の味に驚いた子ども達でした。

10年後、或いは100年後、この美しい砂浜や海はどのような姿に変容しているでしょうか。統計では2050年には海に生息する魚よりも海洋ゴミの方が重量が上回るというデータもあるようです。今回の遠足が、今後、この美しい海の豊かな自然を守るために自分たちができることは何か、子ども達と一緒に考えたり、話し合ったりしながら、子ども達が身近な環境問題に少しでも関心を持つきっかけとなってくれればと思います。

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