2021.06.16
6月は、環境月間ということもあり、ペープサートを使いながら、「ゴミを減らすこと」「物(資源)を大切に使うこと」などについて話をして、子どもと一緒に考えた日のことです。
「小さくなった靴を、(自分よりも)小さな友達にあげたよ」「(自分よりも大きな)友達に服をもらって嬉しかったよ」「プラスチックのゴミを海に捨てたら、海の生き物が間違えて食べてしまうんだよ」など、自分の経験したことや知っていることなど、たくさんの言葉が子ども達から聞かれました。
そこで、子ども達にとっても身近な資源である〈色画用紙〉を使った造形遊びをしました。そのようすがとても楽しかったので紹介したいと思います。
今まで、色画用紙を切ったり貼ったりして、造形遊びを楽しんできました。その結果、小さな物、大きな物、形も色も様々な色画用紙の切れ端がたくさん溜まっていました。
よく見てみると、眼鏡のような形の物、恐竜のような形の物、とても面白い形をしています。子ども達には何に見えるだろう?と思い、クラスでの造形遊びに、本来なら捨てるはずであった画用紙の切れ端を取り入れることにしました。
遊びが始まると、色画用紙の切れ端に、早速飛びついて、何が隠れているのか探し始める子ども達。
小さな色画用紙を貼り合わせて、大好きな虫を作り、「虫かごに入れるの」と丸を描いた子ども。
バッタとカタツムリが、とても生き生きとしています。
ここには、おうちが!椅子もきちんとあります。
歯磨きをするウサギも!
ここには、恐竜の街ができあがり!
強そうな恐竜、優しそうな恐竜、描き足すだけではなく、色画用紙を折り曲げて、恐竜の背中のギザギザを表現する子もいました。
ここにもステキな物語ができました。
「望遠鏡があって、子どもが見てて、向こう側は夜なの!」とのこと。
保育教諭も子どもが語ることに耳を傾けながら、よくよく見て見ると、、、『ほんとうだ!!』
子どもの発想には、驚かされることばかりです。
最初は、大きな紙に色画用紙の切れ端を貼り付けて、描き足すという活動を想定していましたが、子どもの想像力は、それを越えてきました。犬を作って、リードをつけて散歩を楽しむ子ども、小さな切れ端をたくさんつなげて、キレイなドレスを作って身に付けた子ども、本当に様々な姿を見せてくれました。
最後は、友達と見合いっこをしました。
のびのびと活動をして大満足の子ども達です。
捨てるはずだった色画用紙の切れ端は、宝物の山に!
様々な色や形にしっかりと触れて、慣れ親しむことが、それぞれの自分らしい造形表現へと繋がっていくのだと考えています。