2021.07.15
梅雨が明けて夏野菜がぐんぐんと育ってきています。毎日、戸外遊び時に水やりをしたり、生長を楽しみに観察したりする子ども達の姿が見られます。今回は夏野菜の中でも初めに収穫をしたキュウリについて紹介します。
4月30日に種まきをし、芽が出てくるのを楽しみに待ったり、毎日観察を続けていると少しずつ芽や葉を出していることを嬉しそうに友達と話したりする子どもたち。すると、ある日こんなものを見つけました。
「葉っぱに白い模様がある!」
と不思議に思い、心配する子どもたち。
キュウリの葉は病気にかかってしまい、どこか元気がなさそうです。
子どもたちとその様子について話し、どうやったら元気になるのかを考えました。すると、「くすりをあげたらいいんじゃないかな?」という声があがりました。そして、子どもたちは水やりをする中で毎日の観察を続けたり、保育教諭が液肥(元気になる栄養と子ども達には伝えています。)をあげているところを見ながら元気になることを祈ったりする日々でした。
すると、日が経つと新しい葉には白い模様がなく、元気な葉が出てくるようになりました。
みんなの思いが伝わったのか、6月には緑の元気な葉に回復し、かわいい花を咲かせてくれました。キュウリの花を見て、
「せんせい、はながさいてたよ」
「げんきになってよかった!」
と嬉しそうに報告してくれる子どもたち。
さらに7月になると大きなキュウリができました。
「せんせい、きゅうりすごいよ!」
「おおきくなっていたよ」
「はやくたべたい!」
と口々にキュウリについて目を輝かせて教えてくれました。
収穫したキュウリを触ったり観察したりしてみると、
「まがっていておもしろい!」
「ちょっとかたそう!」
「よくみるとつぶつぶしてる!」
と発見を喜び、興味津々な様子でした。
実際に収穫したキュウリを目の前で切ってもらいました。匂いを嗅いでみると・・・。
「いい匂いがする」
「あまそうな匂いがする」
など口々に感じたことを言う子どもたち。
どんな味がするのか、食べてみると・・・。
「おいしい!!いつものキュウリとなにか違う!」
「キュウリから汁がでてきた」
「シャキシャキっていう音がした!」
と食感を楽しんだり、ゆっくり味わって食べたりする姿が見られました。
みんなで発見を喜んだり、時にはドキドキハラハラしたりしながら愛情をたっぷりと注いで育てたキュウリ。買ってきたキュウリとはまた違って子どもたちにとって特別な味がしたのではないでしょうか。
さて、今度はどの夏野菜を食べようかな?子どもたちも夏野菜みたいに元気にぐんぐん大きくなっていきますよ。