2024.11.07
本日は天気に恵まれ、子ども達にとって、2度目の自然保護センター遠足を楽しむことができました。前日には、体調が優れない子どもも見られましたが、当日は元気になり、全員で参加することができました。
自然保護センターに到着すると、今回もセンターの先生方が子ども達を迎えてくださいました。まず最初に、危険生物(ハチ、ヘビ、ダニなど)についての説明がありました。春とは違い、新たに気をつけなくてはいけない毒性の強いきのこ「カエンタケ」のお話もありました。今までは、県北部でしか確認されていませんでしたが、中部の方でも今回確認されたようです。今後南部にも分布が拡大される可能性があるそう…。生態系の変化を間近に体感しました。
注意事項を済ませて、最初に、子ども達に馴染みのある「数え歌 いちじく・にんじん」に登場するムカゴに出会いました。センターの先生方、おすすめの美味しい調理法「むかごご飯」も教わりました。
センター内を進んでいくと、いたるところに柿の木が!行きのバス車内でも柿の木の本数を数える子がいるほど、柿が実っている季節。子ども達の中では、柿を食べる動物=猿だったようですが、センター内で柿を食べるのはタヌキだそうです。子ども達は、タヌキが木を登ることにも衝撃を受けていました。
春に訪れた際、タンチョウに興味を持っていた子ども達にクイズ形式でタンチョウの説明をしていただきました。鶴の寿命を「鶴は千年、亀は万年」と言いますが、実際の寿命は「約30年」だそうです。
さて、今回のメイン活動。秋の葉っぱでお面作りです。子ども達は、バスを降りてから、お面に必要な落ち葉を拾いながらセンター棟まで歩いていきました。自分でどんなお面にしたいかをイメージしながら、お面作りに必要な材料を集めていたため、落ち葉を入れる袋の中には、一人ひとり違った色や形の葉っぱや木の実が入っていました。
いざ作り始めると、黙々と作り進める子ども達。葉っぱをちぎって重ね合わせたり、木の実をつける場所を工夫したりと、形や材質を活かしたユニークなデザインや、葉っぱの色や形を活かした可愛いお面など、オリジナルのお面を作ることができていました。
秋の里山の美しさ、面白さを全身で味わった子ども達。自然に大きな魅力を感じたようです。1日1日秋が深まる中、もうすぐ秋から冬に季節が移り替わります。秋から冬にかけての自然にも興味や関心が高まるよう、今後も自然体験を楽しんでいきたいと思います。
もうすぐ、自然保護センターのイベント「クラフト展」が始まります。ぜひ親子でも足を運んでみてください!