2026.01.15

1月15日はお正月最後の行事である「とんど」を2歳児以上がお飾りの山を囲んで行いました。(0・1歳児は途中から参加しています。)また、3歳以上児の保護者の方も自由参加でお招きし、子ども達とともに園の行事を楽しんでいただきました。
皆で「十二支の歌」を元気に力強く歌い寒さを吹き飛ばした後、園長先生からとんどについてお話がありました。「お正月にお迎えした歳神様を天へ送る日。家族が健康で幸せに暮らせますように。地震も台風もなくお米がたくさん穫れますように。そして、世界中が平和になって、世界中の子ども達が幸せに暮らせますようにとお祈りしましょう。そして、今年頑張りたいことを文字や絵にした書初めも燃やして歳神様を天にお送りしましょう。」

お飾りには色々な縁起物が添えられているので紹介しました。ダイダイは先祖代々続く、子どもに恵まれ家族が続きますように。ウラジロは裏が白いことから心の清らかさを示す、また白髪になるまで長生きできますように。昆布は喜ぶとこぶをかけ、お家の発展を願う。といった意味があります。

次は書初めの紹介です。年中組さんは絵(縄跳び・ドッチボール・あやとりなど)で、年長組さんは文字(こま・けん玉・ドッチボールなど)で頑張りたいことを見せてくれた後、お飾りの山の中へ入れました。


そして、いよいよ松明で火をつけました。じわじわと燃えていく炎に皆がくぎ付け。少しずつ竹にも燃え移り、勢いよく燃え上がっていくお飾りの山。“パン!パン!”と大きな音をたててはじける竹に大歓声。そして高く舞い上がる書初めに皆の笑顔もはじけます。煙を身体や頭にしっかり浴びて邪気を払ったり、元気に過ごせますようにと祈ったりしました。




農耕が中心であった日本で、昔から大切にされてきた正月行事である“とんど”。
園の皆が輪になり、行事の由来の意味を子どもなりに知ったり、燃え上がる大きな火を見たり、また、新しい年になり挑戦したいことを考えたりする貴重な体験・機会となったのではないかと思います。これからも、家族の健康と幸、そして米が豊作になることを願って生まれた(室町時代)この行事は時代が変わっていっても人間が生きていくために不可欠です。今の子ども達にも大切に、伝えつないでいきたいと思います。
♪New Year Concert
とんどに続いて、今年もNew Year Concertを開催。お招きしたのは、岡山を拠点に全国でご活躍中の御三方、仁熊美鈴さん(ヴァイオリン)、景山奏さん(ヴィオラ)、佐藤陽一さん(チェロ)です。普段あまり目にすることのない楽器を持っての登場に子ども達は釘付けに。


1曲目は『バッハ ゴールドベルク変奏曲』。目の前で演奏される3種類の楽器の音色の美しさに、どの子も聴き入っていました。続いて楽器紹介。それぞれの楽器の大きさを見比べたり、音色の違いを聴いたり、楽器の名前を当てたり…。5歳児の中には“弓が馬のしっぽの毛でできていること”や”ヴィオラ“、”チェロ“を知っている子もいました。


次は手遊び。『うさぎとかめ』の曲に合わせて左右の手を交互にグーパーします。2歳児の子ども達も見様見真似で一生懸命手を動かしていました。


今年の5歳児とのコラボレーション曲は、昨年末オペレッタで歌った『踊りましょうよ』でした。ぶっつけ本番でしたが、演奏と子ども達の歌声がピッタリと合っていたことに、とても驚きました!ピアノ伴奏とは異なる柔らかさ、美しさを感じることができました。

今回は演奏を聴くだけでなく、(全員ではありませんが)実際に楽器に触れる体験もさせていただきました。(子ども用の小さいヴァイオリンとチェロ)持ち方や弓の弾き方を優しく教えてもらい、演奏家になった気分に。音が出た時には“わぁ!”という表情が見られました。




その後は皆でまねっこリズムを楽しみ、最後は『さんぽ』の大合唱。子ども達の元気な歌声が響き、大盛り上がりでした。アンコール曲は『ヘンゼルとグレーテルより 夕べの祈り』。5歳児は「てんしの歌だ‼」と大喜びで歌う姿が見られました。

プロの演奏家の方が奏でるヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのハーモニーは子ども達の五感を刺激してくれました。美しい音色を前に、目を輝かせてじっと聴き入る子、自然と身体が揺れる子…様々でしたが、どの子も心の中でたくさんのことを感じることができたと思います。これからも日々の中で“心が動く瞬間”を大切にしていきたいと思います。