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2024.12.17

こねこねこ♪こねこねこ♪美味しいパンができたよ!(3歳児クラス)

 12月17日、3歳児年少組がパン作りをしました。11月頃から歌『こねこのぱんやさん』を歌いはじめ、この歌が大好きになりました。様々な素材(新聞、ペーパータオルなど)や秋の自然物などを使って、パンの立体制作も楽しんできました。そんな子ども達の姿見て、“ぜひ、本物のパンを作らせてあげたい”という保育者の思いが、栄養士の先生のご協力のもと叶い、今回の活動に至りました。
パンの材料は、小麦粉・油・豆乳・砂糖・塩・イースト菌です。栄養士の先生が、何パターンも試作し、アレルギーがある子でも安全に触れたり食べたりすることができ、子ども達が扱いやすい生地で、美味しいパンができるように、考えて下さいました。また、生地だけではなく、パン作りの工程や子ども達に何をどのように体験させてあげたら良いか、保育者と共に計画して下さいました。
 今回のパン作りのねらいは、『“こねこのぱんやさん”になってパン作りに喜んで参加し、楽しむ』、『パン作りの工程を見たり、自分で作ったりする中で、様々な驚きや発見をして、パン作りに親しみをもつ』、『実際に作って食べることで様々な感覚(色・形・匂い・感触・味・温かさなど)を楽しむ』の3つです。

 遊び着に着替え、猫の耳を付けて“こねこのぱんやさん”に変身!子ども達の期待がぐっと高まりました。まずはパンの生地作り。材料を入れたり混ぜたりして、子ども達も生地作りに参加しました。栄養士の先生がこねてくれる時には、ピアノ伴奏と共にいつもの歌と身振りで応援し、パン作りの工程と表現を同時に楽しみましたよ。栄養士の先生が力強くこねる様子を真剣な表情で見守り、「こねこねこ♪こねこねこ♪こねこねこ♪」と子ども達もこねたつもりになって歌いました。材料を混ぜ合わせていく中での変化(サラサラな粉から粘性が出てまとまっていくようすや匂いなど)にも気づく姿がありました。

 生地が完成した後は、成形です。(時間の関係で、子ども達の前で作った生地ではなく、朝に保育者がこねて一次発酵した生地を使用しました。)発酵前後の生地を見て、「大きく膨らんでる!」と驚き、大きさや色の違いに気付く姿がありました。

 本物の生地に触れた子ども達は、夢中になってこねたり、伸ばしたり、ちぎったりして感触を楽しんでいました。最後に形にして鉄板に並べ、二次発酵にかけました。パンの下に敷いてある紙は、名札です。焼きあがった後に、自分が作ったパンがどれかよく分かるようにしています。

 二次発酵を終えると、パンはさらに膨らみます。子ども達は、「おっきくなってる~!」「良い匂いがする」と気付いたり、「これから焼くの!?」と期待を膨らませたりする声を挙げていました。

 そしてついにパンの焼きあがりの時。丁度、子ども達が給食を食べている時間でした。栄養士の先生が焼きあがったパンをクラスまで持ってきてくれると、キラキラと目を輝かせて自分のパンができたことを喜んでいました!

実際に食べてみると、「おいし~い!」「中がふわふわ!」「外はカリカリ」「あまくておいしいね!」「もちもちしてるね」「自分で作ったからとってもおいしい!」と“嬉しい!美味しい!”の気持ちが溢れ出ていましたよ。食べている最中には、一緒にパン作りをして下さった栄養士の先生に、「ありがとう!」と言う姿があり、担任として大変嬉しく思いました。

 歌をきっかけに、活動が展開して繋がった今回のパン作り。保育者としては、実際に作ってみた経験をもとに、パン作りのイメージが膨らみ、歌や身体表現がより楽しく豊かになると良いなと考えています。今週の土曜日には、年少組にとって初めての音楽会があり、その中で『こねこのぱんやさん』を披露します。今日のパン作りの面白さや感動、自分で作ったパンの美味しさを思い出しながら、音楽会をみんなで楽しみたいと思います。

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