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2021.08.25

あじさい組の宇宙~壁面・ロケット制作~(5歳児 あじさい組)

6月末の倉敷科学センターの遠足をきっかけに、宇宙への興味関心がぐんと高まった子ども達。その気持ちを繋げていきたいと思い、皆で共同制作を計画。子ども達と何を作りたいか話し合った結果、 “壁面制作(宇宙空間)” と“ロケット作り”の2つに決定!!自分で作りたい方を選び、早速それぞれのチームで取り掛かりました。

【壁面チーム】

あじさい組オリジナルの宇宙を作るため、皆で話し合い。「水・金・地・火・木…惑星はいるよね!」「太陽もいるよ」「星座はどうかな?」「宇宙飛行士もいて…そのためにはロケットがなきゃ宇宙に行けないよ!」 「宇宙は広いから大きな壁面の方が良いんじゃない?」という子ども達からの案で、まずは広大な宇宙空間を作ることに。ロール紙の巨大なキャンバスに手や足を使ってぬたくりをしました。「ここにはもっと紫色があった方が綺麗かな?」「宇宙は暗いから白いところが残らないようにしよう!」など時々全体を見ながら塗り進め、最後は歯ブラシを指ではじく“スパッタリング”という方法で星を散りばめて完成!

次は、風船に新聞紙を貼って球形にする“張り子”で惑星作り。新聞紙を適当な大きさにちぎり、隙間がないように風船に何枚も何枚も貼っていきます。(この活動、簡単に見えて実はとっても大変なのです!)新聞紙がしっかり固まっていれば、中の風船を割っても形が残ります。「ゆっくり割ってね」「大丈夫そう?」と心配そうに見つめる子ども達を前に、保育教諭が針で慎重に風船を割り、割れた風船を取り出す作業はドキドキ、ワクワク!見事に、どの惑星も立体のまま固まっていて、子ども達も保育教諭も思わずホッ...。「ここはオレンジと橙色が混ざったような色かな?」「太陽は熱そうな色にしなきゃ!」と絵の具で色付けし、あっという間に子ども達オリジナルの惑星に変身!

そして星座作り。自分が作りたい夏の星座を図鑑で調べ、折り紙やアルミホイルを丸めて星にし、線(クレパス)で星を繋ぎ合わせていきました。

最後に「これは宇宙に欠かせない!」というものを画用紙や廃材で作り上げていきます。自分の知識と図鑑を駆使し、「宇宙飛行士の服には何が付いているかな?」「火星の探査機はタイヤがたくさんあるんだよ!」と、細かいところまで本物そっくりな宇宙ステーションや、今にも発射しそうなロケットがどんどん出来上がり、ついに完成!“あじさいごう うちゅうへいく”というタイトルの名付け親も、もちろん子ども達です!

【ロケットチーム】

どんなロケットを作るかイメージを共有するため、まずは話し合い。「段ボールで作りたい!」「部屋はいくついるかな?」「操縦室がいるよ」「ごはんを食べる部屋もあった方がいい!」「寝る部屋もいるよ」「トイレも作らなきゃ!」などとイメージが膨らみ…。

早速、保育教諭が家電量販店でもらってきた大きい段ボールを解体し、それを繋げて機体作りがスタートすると、遊戯室が宇宙制作工房に早変わり!「みんなでここを押さえよう!」「ガムテープ持って来て、ここを貼るの誰か手伝って!」「部屋は3つにするから、次の部屋をここから繋げよう!」などと、ようすを見ながら友達同士声を掛け合い、考えたり協力したりしながらロケットの形にしていきました。(この作業は子ども達だけでは難しく、保育教諭が中心となり作っていったため、残念ながら写真は撮れず…)その後、段ボールの印刷を隠すように半透明パネルを適当な大きさに切ってボンドで貼っていきました。

次に、ロケットの外装を子ども達と決めた色分けでベースを塗った後、思い思いに絵の具でデザイン!

外装ができると今度は内装作りへ。

まずはごはんの部屋から。以前JAXAのホームページで宇宙食について子ども達と一緒に調べたことがあったので、そのページの宇宙食を保育教諭がコピーし、50種類近くある宇宙食をハサミで切り抜く子と商品名を画用紙に書く子に分かれて活動しました。切り抜いたものは保育教諭がラミネートし、裏に子ども達に協力してもらってマジックテープを貼り、宇宙飛行士のごっこ遊びに使えるようにひと工夫!

トイレ作りでは、「先生、ここ(段ボールの表面)カッターで切って!」と言われ、大きくくり抜き、試しに子どもが座ってみると…穴が大き過ぎておしりが嵌り、皆で大笑い!「もう1回やり直し!」段ボールをひっくり返してさっきより小さめの穴を空け、「蓋は残してね!」という子ども達の要望で完成!

そして寝袋作り。カラフルな寝袋にしたいということでカラーポリを使用。3人1組になって1枚半のカラーポリをセロハンテープで繋げ、フープに巻きつけました。

最後は操縦席!実際の操縦室の写真も見ながら、「ボタンやメーターがいっぱいある!」「レバーもいるよ」「テレビ(モニター)もいっぱいあるね!」と思い思いに描いたり作ったりしていきました。

こうして、制作を始めて約1ヶ月半。広大な壁面と大型ロケットが完成しました。

さて、同じ年長組のひまわり組さんはどのような宇宙制作をしたのでしょうか。次のブログでは、ひまわり組の活動を紹介します。お楽しみに…。

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