2024.11.19
11月19日、3歳児クラスが秋の池田動物園へ遠足に出掛けました。池田動物園は、今年の5月に行って以来、2度目の訪問になります。2度目ということもあり、今の子どもの姿から3つのねらいをもって行きました。1つ目は、「本物の動物を間近で見て、驚きや発見、面白さ、愛おしさなどを感じる」、2つ目は、「動物を見たり散歩道を歩いたりする中で、感じたり気付いたりしたことを友達や保育教諭と伝え合い、共有することを楽しむ」、3つ目は、「バスや公共の場での約束事を知り、マナーを守って安全に遠足を楽しむ」です。日々の遊びや運動会を経て、ぐっと成長した子ども達。前回の遠足の時よりも、動物をより細かに多様な視点で楽しんで欲しい、ただ感じて楽しむだけではなく、五感や心で感じたことを言葉にして共有して欲しい、さらには、約束事やマナーを守りながら遠足を楽しんで欲しいということが、保育者の願いです。
天気予報では気温がぐっと下がるようすで心配もしていましたが、朝から晴れて良いお天気となりました。大型バスの中では車窓からの景色を楽しんだり、動物クイズをしたりしながら楽しく過ごしました。動物園に着いて、記念写真を撮ったら、見学開始です。子ども達は、意気揚々と出発しました。
ホワイトタイガーのサンちゃんはやはり大人気!バスの中でのクイズの中にも「このしっぽは誰のしっぽでしょう?」という問題があり、‟ホワイトタイガーのしっぽ”と、答え合わせができました。サンちゃんの顔を見て「みんなが来てくれて嬉しいよって言ってる顔をしてる」と想像を膨らませている声も聞かれましたよ。
その隣にいたハイエナさん。「(サンちゃんよりも)優しい顔」「眠いんじゃない?」と表情に注目していました。
ガチョウさんは、大きな声で鳴いて出迎えてくれました。子ども達も負けずに「ガー!ガー!」と真似をします。
クモザルさんは、丁度お食事の最中でした。軽やかに飛び回る姿を見て「ビックリした!」「すごいよ!」「高いところにいるよ!」「鬼ごっこしてるんじゃない?」「誰が鬼かな」と大興奮。子ども達の注目の的は、お母さんに抱かれた赤ちゃんザルでした。親子の姿から想像したのか、檻の中にいるたくさんのサルは、「お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、皆でいるんじゃない?」と教えてくれる子もいました。
他にも、ミーアキャットやフラミンゴのポーズを真似てみたり、ゴリラ(本当はチンパンジーです)になりきったり、楽しみにしていたレッサーパンダやキリンを見つけて喜んだり、牛の顔や舌の大きさに驚いたりしながら、最後まで見学を楽しみました。
見学の終わりには、みんなでおやつとジュースで休憩をして園に帰りました。
帰りのバスの車内では動物園での発見や気づき、楽しかったことの話で尽きませんでした。園に帰ると給食先生や他学年の先生が温かくて美味しい給食の配膳準備を整えてくれていました。
ねらいに挙げた姿がたくさん見られ、春に行ったときとはまた違った姿や視点がありました。見て感じる力、想像する力、言葉で伝える力、そして集団で行動をしようとする力の育ちを感じ、嬉しく思いました。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、音楽の秋…!動物園での感動体験をこれからの遊びに取り入れて楽しんでいきたいなと思っています。