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2022.11.25

5歳児 “子どものための芸術教育プログラム”大原美術館へ!

11月21日、小春日和の中、年長児は大原美術館に行ってきました。

絵を描いたり、粘土遊びをしたりすることが大好きな子どもたち。“世界の宝物”がたくさんある大原美術館で、どのような作品が心に残ったのでしょうか…遠足での様子を少しご紹介します。

門に入ると、8人の職員の方が待ち受けて下さっていました。休館日を利用しての“子どものための芸術教育プログラム”のスタートです。約1時間少々、本館と東洋・工芸館の2コーに分かれて(組別に)、学芸員さんの案内と授業で鑑賞が始まりました。

 本館には多くの展示室がありますが、2階の大きな展示室内では子どもたちが自由に歩いて回り、好きな絵を1つ探しました。それぞれじっくりと絵を見て、「色がきれい」「よく見たら星が見える」「世界が乗っているみたい」など子どもたち一人一人の感性で、お気に入りの1枚を見つけ、素直な言葉で発表することができました。《好きな絵探し》

さらに、小グループに分かれて1つの作品を鑑賞しました。エルグレコの『受胎告知』では、「羽がある」「雲の上に乗っている王様かな」「かみなりが落ちているみたい」「なにか伝説みたい」などと感じたことや発見したことを学芸員さんと話し合いました。《対話型鑑賞》

次に、東洋・工芸館に行きました。焼き物や版画、石仏を観たり、その建物の床(栗の木)や壁、天井の様子などもじっくりと観て、昔は米俵が貯蔵されるために作られたことも知ったりしました。《空間鑑賞》

これは1グループの様子で、館内での様子を写真でお見せすることは残念ながらできませんが、どの作品にも興味を持って、子どもたちのピュアな感性で色々なことを感じることができましたと思います。

ぜひ、ご家庭からも“世界の宝物”がたくさんある大原美術館をゆっくりと巡ってみてはいかがでしょうか。親子でお気に入りの1枚を見つけ、その絵について感じたことを話し合ってみてください。

 美術館の後は、晩秋の美観地区の散策へ。ホテル・アイビースクエアに向かうと、レンガの壁をアイビーという蔦が覆っていることに驚きました。このレンガの建物は元(明治時代)・紡績工場で衣類や生活に必要な布を機械で織っていたことを知りしました。中の池ではたくさんのカメが甲羅を日干ししているようすも見て楽しみました。

 これで、こども園からの遠足は最後になりました。自然も芸術も、子どもたちのワンダーパワーを使ってたくさんのことを感じることができたのではないかと思います。また、その感じたことを言葉して伝え合ったり、造形活動で表現したりすることも楽しみましたね。

さて、次は音楽会が待っています。感染症予防にも気を付けながら、みんなで心と心を繋いで作り上げていきたいと思います。お楽しみに!

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