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2022.05.24

4歳児のセンス・オブ・ワンダーと遊びのはじまり(4歳児ますかっと組・ばなな組)

 春以降、いろいろな植物や生き物などの自然物にしっかりとかかわって遊んできた年中組の子ども達。 その中で、たくさんの4歳児らしい姿をみせてくれていますので、その一部をエピソードとして紹介したいと思います。

【すごいテントウムシを見つけたよ!】

 毎日のようにジャガイモ畑で、テントウムシ探しに夢中になっていた子ども達。ある日、「すごいテントウムシがいた!」と、一人の男の子が、ナミテントウの一種(黒地に赤色の模様)を見つけました。みんなで囲って「すごーい!」「どうしてかな?」「ぼくも見つけたことがあるよ!」と大盛り上がり。その後も、『珍しいテントウムシ探し』が続いていますよ。

【ハートがふってきたんだよ!】

 4月のある月曜日、園庭に「ハートがおちている!」と、保育教諭の手を引く子がいました。数名の子どもと、一緒に行ってみると、「本当にハートがおちている!!!」「ハートがふってきたよ!!」と周りの子ども達も大喜び。

 週明けで、散って落ちていたハナミズキの花びらが、まるでハートに見えたようです。保育教諭が「面白いものを見つけたね!なんだろうね?」と投げかけると、上を見上げる子も…。「きっと、この木から落ちてきたんだよ!」「あそこに花が咲いてる!」「きれいだね!」「桜なのかな?」「ハナミズキって、お母さんが言ってた」など、口々に思ったことや知っていることを伝え合い、ゆっくりと『ハートの正体』に気付いていったのでした。

 面白いものを見つけた後は、すぐに遊びに取り入れるのが4歳児の子ども達です。

 ステキなブレスレットや、とても美味しそうなごちそうができていましたよ。

【タケノコってふしぎ!】

 家庭からタケノコを持ち寄ってくださった時には、みんなでしっかりとタケノコを観察しました。「ふわふわの毛が生えてる!」「たくさん服(皮)を着ているんだね!」「暑くないのかな?」などの声が聞かれました。

 縦に切ってみた時には、「うわぁ~、100階だての家みたい!」と自分達のお気に入りの絵本に出てくる家と、タケノコの姿が重なったらしく、子どもらしい表現が出てきて、保育教諭もビックリ!でした。

【豆が出てくる~】

 スイートピーに鞘ができていることに気付いた子ども達。「開けてみたい!」と、鞘をそっと開いてみると…中から可愛らしい種が!「豆(種)が出てきた~!」と喜び、砂場で豆ごはん作りが始まりました。できたお弁当をレジャーシートの上で食べて、気分はピクニック♪

【がんばれ!カタくん!!】

 図鑑を真剣に見ていた男の子が、「カタツムリは、ロープの上を渡れるんだって!」と驚きながら教えてくれました。「やってみよう!」と、ロープを使って、実際に試してみると…本当に大成功!「がんばれ!カタくん!」と応援にも熱かこもります。「ゴールにはごほうびがあるよ~!」と、ロープの先に、園庭で取れたイチゴを差し出す子もいて、みんな思わず笑顔になりました。

【花の蜜が出てこないよ】

 砂場の端で、輪になって座っている子ども達が、何やら話し合っていました。保育教諭が、こっそり聞いていると、『パンジーの花の蜜』をどうにかして、取り出そうとしているのです。

 「さかさまにして、ふってみよう」「棒をさしてみたら、出てくるかもよ」「チョウは、そうやって飲んでる」など、面白い意見がたくさん!正解が分からないから、面白いですね。

 

 以上のように、4歳児の子ども達は、1つ何かを発見すると、自分なりの言葉や、時には身体全体を使って、自分の経験したことや知っていることを語ってくれます。それだけではなく、感じたこと、考えたこと、思い付いたことを友達や保育教諭に伝える姿もあります。

 また、豆(種)を見つけた子どもが、お弁当を作り、ピクニックをしたように、4歳児にもなると、思いや考えを自分達で実現していく力も育ってきているようです。そんな子ども達のことを頼もしく思いながら、今後も温かく見守っていきたいと思います。

 これから、色水遊びなどを取り入れていく予定です。

 子ども達の考えや思いをしっかり発揮して、試したり、工夫したりしながら遊びを深めていって欲しいと願っています。

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