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2022.06.30

夢や希望が広がった科学センター遠足

【宇宙に行くなら、なにを持って行きたい?】

 「自転車!」「お気に入りのぬいぐるみ」「宇宙食」「ロボット」などと宇宙への夢膨らませていた子ども達。今日は、倉敷科学センターへ遠足に行ってきました。初体験の連続で、驚き、ワクワク、感動がたくさんつまった素敵な遠足になりました。少しずつではありますが、その様子をお伝えしたいと思います。

【おもしろいな、科学の力】

 まず、子ども達の心をひきつけたのは実物大模型のH‐Ⅱロケットエンジン!「宇宙に行ってみたいな」「炎が出て宇宙まで飛んで行くんだよね!」などと見入っていました。子ども達よりも大きく、複雑な作りのロケットエンジンを作ったのも、宇宙へ行くのも人です。「もしかしたら、自分達も宇宙へ行くことができるかもしれない…」とワクワクが止まらない様子の子どもたちでした。

また、科学センターには他の科学の遊びもたくさん!磁石や鏡の世界、ポンプや水車の不思議さを「どうして?」「これおもしろい!」と遊びながら味わうことができました。

【宇宙ってどんなところ?】

 そして、中央階段を上がってすぐには、はやぶさのカプセルが展示されています。先日、クラスで「はやぶさ2」が帰還した話をしたところ、「宇宙人いるのかな」「ウルトラマンいるかな」という声が聞かれました。そんなこともあってか、カプセルのレプリカ、衛星の模型を真剣に眺める子どもの姿が見られました。そんな子ども達に「はやぶさに人が乗っていないのに、どうやってカプセルを持って帰って来たんだと思う?」と職員が聞くと、カプセルの隣にあった衛星の模型を見て、「ここにカプセルみたいなものがくっついてるから、これごと(衛星)おちてきたんじゃない?」と自分なりに考えを巡らせて、じっくり見る子どもが見られました。

また、太陽系の縮小図を見て、地球よりも土星、木星が大きいことを知ったり、バスの中で「土星は地球みたいに地面がないから踏むことができないんだよ(主要成分がガスであるため)」と言ったりし、バスの中で聞いた話や、絵本で読んだ話と結ぶ付いている子どもも見られました。

【星空って本当に素敵だな!】

 プラネタリウムでは、始まりのアナウンスと共に照明が落とされた瞬間から期待がグッと高まる子ども達。普段では見られない満天の星空に「綺麗!」「本当にすごい!」と嬉しそうな声がたくさん聞こえてきました。また、七夕についてのお話もアニメーションで分かりやすくしていただきました。最後に織姫と彦星が会えたシーンでは「よかった~」と安心した様子でした。星空の世界にうっとりと感動しながらも、しっかりお話の内容に興味をもち、意欲的に聞こうとすることができていたと思います。

【昔の暮らしはどうだったのかな】

 最後に、埋蔵文化財センターへ行って、土器や昔はどのような家に住んでいたのかを見ていきました。様々な時代の土器を眺めて、「えっ、これが大昔のコップなの?」「何入れるの?」「壊れてる」と興味をもっている声が聞かれたので、土を焼いてできていること、掘り起こした欠片をくっつけていることなどを話しました。昔は雨水を溜めて飲んでいたんだよというと、「えっ!この形で?」と不思議に思っているようでした。藁と木の枝でできた家を見て、「3匹のこぶたのお家みたい」「布団がない」とそれぞれの発見を友達と伝え合っていました。サメやマンモスの歯を発見して興味は一段と深まり、釘付けになっていた子ども達。「けっこう小さかったなあ…」「昔のやつよね?すごい」様々な発見をして、埋蔵文化財センターを後にしました。

  今日の遠足で、「楽しかったこと」「おもしろかった」ことがたくさんの子ども達。そんな「楽しい」「面白い」遊びの中で、たくさんの「なんで?」が聞かれたり、「どうして?」と考えて何度も遊んでいる姿が見られたりしました。この「なんで?」「どうして?」という疑問から、子どもの自由な発想力、子どもの考える力、子どもの夢が広がった遠足でした

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