2025.05.26
5月26日(月)、4歳児が半田山植物園に遠足に行きました。半田山植物園は岡山市街を一望できる半田山の丘陵地を、植物鑑賞はもとより、レクリエーション、憩いの場として約60年前に開園し、園内では多くの植物が四季を通じて咲くように植えられています。
今回の遠足は4名のお母さん先生(ボアンティアの方々)も同行です。車内では楽しみにしていることや見たいものを発表したり、クイズをしたりして過ごしました。「今日は体全部(目・耳・鼻・口・手・足・心)を使って楽しもう!」と期待もより一層高まったようでした。
植物園に到着し、元気よく挨拶をして正面ゲートを通ると…まず目に飛び込んできたのは色とりどりのバラ!バラ!バラ‼ クラスごとに集合写真を写し、散策スタート。ルートに沿って歩き始めると綺麗な花や鳥の鳴き声が聴こえてきました。そして日頃あまり目にすることのない大きな樹木の数々。
“メタセコイア(木)”を見て「たかいねー」「てっぺんがみえないよ」「首がとれちゃいそう!」と驚きの声が聞かれました。
坂道をどんどん上っていくと、こども園でも見たことのあるものを発見!それは…“ウメ”。すずなりに実を付けたウメを見て、「あそこにもある」「いい匂いがする」と大喜びの子どもたちでした。
続いてハーブ園。ここでは子どもたちの「鼻」が大活躍!レモンバーム、パイナップルセージ、アップルミント、カレープランツ…一つ一つに鼻を近づけてクンクン。「すっぱいにおい」「こどもえんにもある!」「あっ、だいすきなカレーのにおい!」と匂いの違いを楽しむ姿が見られました。
トイレを済ませ、芝生広場でお茶とお菓子の休憩タイム。ホッと一息ついた後は、もうひと頑張りして梅林の坂を上って展望台へ。展望台からは岡山市内が一望できたり、新幹線の走る様子が見え、見入っていました。
さて、ここからはバラ園に向かって階段を下りて行きます。ゆっくり、慎重に、途中の道には青い実がなったビワの木やアジサイの花、面白い形の葉もありました。
バラ園が近づくと、自然に言葉や表情が明るく、ウキウキしてきます。目の前一面のバラの花園からは、色や匂いがシャワーのように降り注ぎ、子どもたちを包み込みました。赤、ピンク、黄、オレンジ…様々な種類のバラに囲まれた道を通り、お気に入りのバラにオリジナルの名前を付ける子もいました。少し離れたスイレン池には可憐な薄ピンクのスイレンの花だけでなく、アメンボ、メダカ、トンボなどの生き物にも出会えました。
初夏の半田山植物園探索をしっかり楽しんだ子どもたち。およそ2時間の短い時間でしたが、~Sense of wonder~ 自然の美しさや面白さ、驚きなどを、子どもなりに感じることができたように思います。この体験を今後の活動にも活かしていきたいと思います。
今回、子どもたちにとって安全で、楽しい遠足となるよういろいろな心配りやサポートをしてくださった4名のボランティアの方々、本当にありがとうございました。帰園後、「参観日とは違う、集団の中での姿を見ることができ、良かった」「友達との関わりが少しずつ上手くなっているところが見えた」「我が子以外のお子さんと関わることが日頃はないので、とても良い機会になった」「集団の中で生活する力(人の話を聴く、ルールを守って行動するなど)が、どの子にもついているのを感じた」「参観日や今回のような機会をとおして、園の保育理解につながった。このような機会はとてもありがたいと思う」などの感想をいただくことができました。
次回、また保護者の方のご協力をよろしくお願いいたします。